太宰府市議会議員
Kadota Naoki
門田 直樹
市議会ブログ&雑記
平成25年
 
4月30日(火)
 
住みよい太宰府を作ろう会
 同会は「真のまちづくりは普通の市民が考え・発言し・行動することから」という趣旨のもとに活動されている市民グループです。
 定期的に話し合いや情報交換、討論会などを開催しておられ、私もときどき参加します。

 活動のスタンスは公正・中立であり、特定の政党などとは関係がないとのことです。
 とはいうものの毎月発行される会報では行政や議会・議員について厳しい批判、論説を展開しておられ、対象となる側にすれば身が締まる思いです。

 実は以前は同会と市議会との関係はやや険悪なものでした。
 理由はいくつかありますが大きなものとして、昔からの議会の体質というか公の議論ではなく会派・党派(保守革新ともに)を軸に密室で相談・調整を行い、委員会や本会議は単に多数派内で決定している事項を法的に確定させる場所になってしまっていたこと。
 ですから議論をしようといわれても十分な議論をしていなかったり、個人としては考えがあっても会派の縛りで発言がしにくかったということもありました。

 そのような中で1〜2期の若手議員(保革ともに)の一部からは議会としての意思決定の過程を明らかにし、もっと市民に情報発信していくべきとの声が上がりはじめました。
 また作ろう会会報や市民塾発行の「かわら版」に対して、市議会として反論なり説明なりをしていくべきではないかとの意見も出ました。

 議会としてまとまった対応ができればいいのですが、「無視すべき=議員は市民の付託を受けた代表だから」という意見?もあり、まとまりません。
 結局(行政もそうですが)これらの市民活動に対し正面から向かい合うことはなく、一部の議員が自分の考えや活動を説明したり、広く市民の意見を聞き取るため出向いているのが現状です。 

 私自身も何度か厳しく書かれましたが、逆にそれがきっかけというか発奮材料となり、討論会や定例会に参加させていただいたり、「携帯基地局問題」や「総合体育館建設問題」では紙面をお借りして自分の主張を述べたりもしました。

 よく二元代表制といいますが、市長も議会も白紙委任を受けたわけではありません。沈黙の多数意思を慮ることはもちろんですが、まずは明確な提案や疑問を示して活動を続けている市民グループ等と正面から向き合い、十分な議論の上に政策の決定と執行がなされることが肝要です。

5月号です → 作ろう会会報105号
 
4月15日(月)
 
追加掲載
 3月議会の報告で私が担当した「委員長報告」を載せるのを忘れていました。
 主な審議内容について簡単にまとめています。詳しくは後日作成されて市のHPに掲載予定の会議録をご参照ください。
    (内容)
報告@   議案第9号〜10号
報告A   議案第11号
報告B   議案第13号〜19号
報告C   意見書第1号
報告D   請願第1号
報告E   請願第2号
報告F   平成24年度一般会計補正予算(第4号)
報告G   予算特別委員会
   
 
4月14日(日)
 
消えた子ども社会の再生を
  消えた子ども社会の再生を

 国分アンビシャス広場委員で、福岡県和ごま競技普及協会 会長の藤田弘毅氏が、広場での12年間の取り組みを本にまとめました。

 教育関係や青少年の育成に関わっておられる方、自治会の関係者はぜひお読みください。

詳しくは国分アンビシャス広場のHPをご覧ください。

国分アンビシャス広場

 
4月9日(火)
 
議会改革特委
 3月定例議会で試行された自由討議について議論しました。
 総務文教・建設経済・環境厚生の3常任委員会と予算特別委員会で行ったのですが、総務を除く各委員長の報告は「無かった」ということです。

 総務文教常任委員会では請願に関して活発な意見交換がありました。
 また予算特別委員会では私から施政方針と予算編成の矛盾点について各委員と執行部に意見を求めましたが反応(意見)はありませんでした。

 自由討議は議会基本条例の重要な柱のひとつです。 まだ試行・模索の段階で自由に討議できる雰囲気ではありませんが少しずつ慣れていけばと考えています。

 ところがさっそく2つの会派から異議が出ました。
 1つは「自由討議」という文言は条例に載せるには重過ぎるので「意見交換」とすべき。
 2つ目は条例の制定は議員全員に関わる事案だから全員構成でやるべき。
 というものです。

 1つ目の理由は「・討議という言葉が戦いをイメージさせるので好ましくない・議員の有様は様々で議論をしなくても(できなくても?)別の形(調整・根回し?)で活動しているので問題ない」といった内容ですが、誤解があるようです。

 議会基本条例の中に自由討議を入れているところもその運用は様々です。
 最終的に各議員は表決で賛成・反対を明らかにし、採決の結果が議決として確定し議会の意思となりますが、現実問題としてここでいう自由討議が各議員の賛否に影響を与えるということはほとんどないと思います。

 ではなぜ審議の過程に自由討議のようなものが必要かというと、いままでは質疑〜討論〜採決の中に議員同士が意見をぶつけあい議論を深めていく場所が無かったからです。

 「討論」というものはありますが名ばかりで実際は単に自分の賛成反対の理由を述べるだけで反論の仕組みはありません。

 また議論=勝ち負けと思っているのかもしれませんがこれも違います。
 自由討議はいままで別室で秘密裏にやっていた議論を公にしようという意味があり、先ずは賛成反対の真意を議論の中で明らかにし記録に残そうというものです。
 個人の優劣は関係ありません。

 ただ議員の中には議論や説明が苦手という方もおられるようですが、本人がせずとも同じ会派なり同意見の者が代表して議論すればいいのです。

 議会は長らく追認機関と揶揄されてきました。
 「(質疑討論が)ナシ・ナシ・サンセイ」から脱却し、生きた議論・討議を活発に行い、市民に情報発信をしていくことができなければ、その存在意義はありません。

 2つ目は何を言ってるのか訳が分かりません。
 「議会基本条例(議会改革)特別委員会」は平成23年第2回(6月)定例会最終日にその設置を議員提案し、質疑・討論もなく全員賛成で可決しました。
  提案者は議運の委員長、賛成者(記名者)は全会派の代表6名です。

 目的は「議会改革の推進及び議会基本条例を制定するため」で、構成は9名です。
 同日に「佐野東地区まちづくり及び(仮称)JR太宰府駅設置特別委員会」が全く同様に設置されました。

 議員はどちらの特別委員会に入るか事前に打診され、自分の意思でそれぞれの委員会に所属しています。
 いままで何ら意見をいうでもなく問題を指摘するでもなく、いまさら構成を見直せとは呆れます。

 議会基本条例は各議員に直接関わってくる条例ですから特別委員会としても所属委員以外の議員へは何度も傍聴に来るよう促し、毎月の定例議員協議会では進捗状況について詳細に説明してきました。

 また渡辺委員長は傍聴議員にも特別に発言を許可し議論に加わることを認めるといっており、全議員の意見を最大限尊重すると言ってますが、傍聴は同じ議員(1〜2名)が来るだけです。

 そもそも委員会というところは付託を受け本会議の前審議をするところです。
 審議結果が不満なら本会議で反対すればいいし、継続の動議を出してもいいでしょう。
 内容次第で構成を変えるべきというなら常任委員会も同じ理屈になります

 また構成を変えるのなら本会議を開き一度委員会の解散を決議し、改めて設置を可決しなくてはなりません。

 議会運営に係ることですから正副議長と議運の委員長で話し合い、このままとなりました。

定例議員協議会
 執行部からの報告も含め15案件ありました。いくつか報告します。
  1. 4月1日付け人事異動
    異動 91名  新職員 20名
    教育部理事(非常勤)として元春日西中学校校長の堀田氏が就任されました。    

  2. 平成25年度太宰府市教育施策要綱について
     市のホームページに掲載されています。
     
  3. 大野城太宰府環境施設組合における焼却後に発生する焼却灰の処理について
    本市の可燃ごみは「福岡市大野城太宰府環境施設組合ごみ焼却事務の委託に関する規約」を締結し福岡市に平成15年11月から可燃ごみの焼却処理のみを委託してきた。

    この間焼却後に発生する焼却灰処理については大野城環境処理センターの最終処分場に埋め立てを行ってきた。

    しかし平成24年度で埋め立てを完了するので焼却処理と合わせて焼却灰の処理も福岡市に委託することについて大野城太宰府環境施設組合と福岡市で協議を行ってきたが、平成25年度から焼却灰の処理についても福岡市に委託すると協議が整った。

    この件に関する規約改正については福岡市議会及び大野城太宰府環境施設組合議会において3月に可決されている。

    これにより福岡市へのごみ処理委託単価が平成24年度は1トン当たり15221円だったのが平成25年度は焼却灰埋立も含めた単価となるので1トン当たり17612円となる。

    委託期間の見込みとしては平成28年度に福岡都市圏南部環境事業組合で整備を進めている(仮称)新南部工場及び(仮称)南部最終処分場が稼働するので平成27年度までの3年間を予定している。
     
  4. 粒子状物質(PM2.5)にかかる注意喚起について
    気になる情報です。→ 福岡県環境部環境保全課の資料
     
  5. 国道3号照明灯設置について
     かねてより地元から要望があった国道3号の君畑交差点から星ヶ丘交差点までの歩道の照明灯について道路管理者である国土交通省により3月下旬にバス停の君畑と星ヶ丘入口付近に3個設置された。
    (他の箇所は?との問いに)近くに電柱が無く電源がとれないので設置できなかった。引き続き国に要望をしていく。
   
 
4月5日(金)
 
消防団総会
 中央公民館で平成25年度太宰府市消防団の総会が行われ来賓として出席しました。

 新部長9名と新班長23名に辞令が交付され退団者からは謝辞がありました。
 退団者は22名で中には32年6ヶ月も在職された方がおられました。
 また新入団員は21名で退団者の数とほぼ等しく、活動を維持するためにも一安心です。

 消防団は火災時の出動はもちろんですが風水害や不明者の捜索、また地域での行事に対する協力など幅広く活躍しています。

   全国的に団員の減少が危惧されていますが、本市においても行政と地域がその意義を再確認し必要に応じて積極的に支援していくべきです。
   
 
4月3日(水)
 
電子掲示板
 市役所入口、といっても分かりにくい場所ですが駐車場の隅に電子掲示板が設置されました。
 費用は1500万円で、記事にもあるように一昨年の12月議会の補正に出てました。

 『家一軒が建つ金額』だと思いますが、委員会での執行部の説明は以下の通りです。

  1. 多くの観光客が訪れる天満宮周辺の渋滞の緩和のため駐車場情報等を知らせる。 
  2. 市庁舎の道路沿いに、縦1.6メートル、横2.2メートルぐらいのLEDビジョンを設け、駐車場の満空情報や現在の駐車場が画像でわかるような電子掲示板を掲示したいと考えている。 
  3. そのほかに行政情報、市主催のイベント、まほろば号の運休やダイヤの情報、九州国立博物館の特別展の情報、また観光情報など、いろいろな市の行政情報についても掲示していきたい。 
  4. 費用は一般財源から。※「歴史と文化の環境税」は使わない。

 ということでしたが、委員からは場所や効果に対する疑問、情報の内容などについて多くの疑義が出されました。
 結局可決したのですが、その後できたという報告が無いので確かめたら、いろいろ問題があり遅れているとのことでした。

 新聞の記事によると市長の発案だったようです。 → 新聞記事
 ひらめきや思いつきといった発想の仕方もとても大事だと思います。
 ただ議案としてあげる前に十分な調査や検討をしていただきたかった…。

新聞記事

   
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