令和2年度一般会計決算額は、歳入が342億3240万1010円、歳出が328億6232万2124円。
前年度と比較すると、歳入は84億9592万7472円、33.0パーセントの増、歳出は78億4596万3531円、31.4パーセントの増。
歳入から歳出を差し引いた形式収支は13億7007万8886円、繰越明許費及び事故繰越による翌年度に繰り越すべき財源8211万3100円を差し引いた実質収支は12億8796万5786円の黒字決算。
令和2年度は、歳入歳出ともにコロナ対策における国庫補助事業が大幅増となり、例年とは大きく異なる決算となった。
そのうち市税については、コロナの影響により法人市民税や入湯税、歴史と文化の環境税が減額となったが、個人市民税や固定資産税の増額などにより全体で約5200万円の増額。
歳出は、「市の上踏切」の拡幅工事や国分の学童保育所整備、コロナの影響による小中学校の一人一台端末配備等のICT環境整備などを行った。
その他コロナ対策として様々な支援策を実行した。
いずれの事業でも遂行にあたっては国・県の補助金等を有効に活用し、限られた予算の中で計画的かつ積極的に事業の推進に努めてきた。
今なおコロナの脅威は収まりを見せるどころか、むしろ悪化しており、市民や事業者の生命や財産、生活などあらゆる面において厳しい状況が続いている。
また市政運営においても市税の減収が見込まれるなどこれまで以上に難しい舵取りを迫られているが、今後も積極的かつ迅速に対応していくことにより、市民や事業者の皆様とともにこの未曾有のコロナ危機を乗り越え、飛躍を図りたいと考えている。